うつ病患者の生活

うつ病と診断されて9年の42歳。休職や転職を繰り返して2015年はアルバイトとして社会復帰。そんな人はこんな生活をしてるよって日記です。認知行動療法、対人関係療法、週間活動・気分記録表、メンタル・フィジカルチェック、障害年金など取り組んでいることを記録しています。

フェルミ推定

昨日のうつプログラム

就労支援に行ってきました。私が受講しているプログラムの中では最もハードなプログラム「キャリア」です。
本日はフェルミ推定です。 簡単に説明すると“日本にピアノは何台あるか?”とか“日本で一年間に消費されるタバコの本数は?”というような途方もない数を、本やネットなどの資料を用いずに仮定と推論によって導き出すものです。とっても頭を使います。初めてやった時は知恵熱でました。

日本で一年間に消費されるタバコの本数は?

例えばこんな風に考えます。

  • 日本の人口=1億3000万人と仮定する。
  • タバコを吸うのは成人(20歳以上)だよね?
  • それは何人かな?
  • 人口の75%と仮定する。
  • 1億3000万×0.75=9750万人
  • そのうちタバコ吸う人って何人かな?
  • 30%と仮定する。
  • 9750万×0.3=2925万人。
  • 一人1日当り何本ぐらい吸うのかな?
  • 1箱と仮定する。
  • そもそも1箱って何本入ってるの?
  • 20本。
  • 2925万×20=5億8千500万本。
  • じゃあ1年だと?
  • 5億8千500万×365=2135億2千500万(本)

さて私の推定は当っていたのでしょうか?

何が難しいか?

考えてるうちに、成人人口ってもっと少ないんじゃない?とか男女で分けたほうがいいんじゃない?とか未成年でも吸ってる人いるし、とか1日当りもっと吸ってるんじゃない?いや5本ぐらいって人もいるよとか、休日と平日では本数変わるって、とか色んな疑問がわいてくるんです。そこを敢えて要素を外したり、思い切って…と仮定するとバッサリ決めて先へ思考を進めていけるかどうか。そして思考のスピードと正確な計算力が必要です。

チームワークで段取り力を鍛える。

上に書いた問いは一人で取り組みましたが、これをグループでもやります。そもそもどんな数字が要素として必要かな?じゃあ仮定の数値はいくつにする?この要素は取り込む?外す?みたいなことをワイワイやりながら、紙に書く人、計算する人、進行する人が決まっていき、時間内に結論を出す。これって仕事そのものなんですね。コンサルタントや企業の経営企画の部署にいる方なんかはこんなの日常的なものなのかもしれません。私の元職場では「30%?あいつわかってねぇな!どう考えても50%だろうが」みたいな罵り合いになってしまう気もしますが…。