うつ病患者の生活

うつ病と診断されて9年の42歳。休職や転職を繰り返して2015年はアルバイトとして社会復帰。そんな人はこんな生活をしてるよって日記です。認知行動療法、対人関係療法、週間活動・気分記録表、メンタル・フィジカルチェック、障害年金など取り組んでいることを記録しています。

再びアルバイトをしてきました。そして感じたこと。

1月末で前のアルバイトを期間満了になって、求職活動を始め5月からまたアルバイトを始めました。とは言えこの記事を書いている今日現在はすでに無職です。始まってみたものの予定されていた仕事のスタートが2回延期になってしまい、目処がつかないため結局仕事らしい仕事をしないまま雇い止めになってしまいました...。残念。不完全燃焼です。あんまり元気がない会社と感じたので、これはこれでよしかなと思う気持ち半分、決まるまでの道のりが長かったぶん達成感が全く得られずモヤモヤした気持ち半分。終了後に思った以上にストレスを感じていたらしく3日ほど寝込んでしまいました。まだ求人情報を見る気分になれず、しばらく意欲がわくのを待ってからまた動き出そうと思っています。スキルの足りなさも痛感したのでこの時間を使って勉強しなきゃ。

覇気がない職場はストレス

「わからないことがあったら随時聞いて下さいね」と言われたものの、わからないことだらけで聞く回数も頻繁。さすがにデキない感ハンパなく醸し出してるなぁと感じながらも、新しい環境なら最初はどうしても通過しないといけない関門なので、どう思われようと仕方がないと割りきって仕事してたのですが、指示も報告の受け方も聞こえない。聞く言葉も初めてなことが多いなか、口元でモゴモゴ言ってて聞き取れない。なんとかやり取りを繰り返して理解したつもりになって仕上げて報告に行くとどうも理解できなていなかったらしくやり直しの指示。それもまたモゴモゴ。みなさんあまり私語もせずキーボードを叩く音とクリック音がするだけの時間が長く続くなかでのたまのやり取りがそれ。繰り返しているうちにだんだん自分が正しく指示を理解して進めているのか自信がもてなくなってきてとても神経がすり減りました。うん、やっぱり雇い止めになったことはプラスなのだ(無理やり)。ハキハキしゃべる職場が自分には合っているんだと知りました。

会社の生い立ち

2社でアルバイトをしてみて2社ともそうだったので改めて感じたことですが、会社設立の経緯って社風に大きく影響を与えるものだなと。求人を見るときってだいたい情報サイトをみて、気になる会社があったらホームページを見に行きます。そこに企業理念のページがあって社長挨拶があったりして。事業内容とは別にその会社がどんな姿勢で事業をやっているのかわかる場合があります。そこに書かれていることは「社会貢献」とか「関わりをもったみんなを幸せに」とかってことが多くて、心底そう思っているには違いないんだろうけどまあそんなもんだよなってことが書かれてあるわけです。これまではスキルも合致していてビジネスモデルも当面通用しそうで、理念に共感できれば応募となっていたわけですが、どうもそれだけでは自分に合った会社かどうかを判断するには十分ではないようです。
2社とも、もともとは機械製作メーカーだったり自動車部品の設計会社であったところから時代の流れに派生して、新しい事業を興し初めは社内の一部門だったものが独立し子会社になった経緯がありました。そういう会社と一方で創業者がなんらかの想いをもって一から立ち上げた会社とでは、集まってくる人たちの熱量もずいぶん違ってくるのだと思いました。どちらが上とかスキルが高いとか業界シェアが大きいとか、そういうこととは別にして社風が全然違ってくるのではないかと。世の中にはシェアは一番でなくてもブランド力のある会社がある一方で、シェアが一番でもあまりブランド力のない会社があります。そもそもシェアとはある時代の断面を切り取ったときのものでアイディアが当たったときには上がり、外したときには落ちる変動性が高いものです。働く時間は何十年もあるのでその間に売上高や利益は上がったり下がったりの繰り返しがあって当然。でも働く仲間は年単位で同じことが多いはずですから、どんな人と一緒に働くかって仕事を続けていく上でとても大切な要素なんじゃないだろうか。どんな人が集まってきやすい会社なのかということを会社の生い立ちから想像するということはアリかなと感じたアルバイト体験でした。

というわけで、もう少し休んだらそんなことも加味して会社選びがんばろうと思っている今日です。