うつ病患者の生活

うつ病と診断されて9年の42歳。休職や転職を繰り返して2015年はアルバイトとして社会復帰。そんな人はこんな生活をしてるよって日記です。認知行動療法、対人関係療法、週間活動・気分記録表、メンタル・フィジカルチェック、障害年金など取り組んでいることを記録しています。

復帰のときに提出を求められる診断書について感じたこと

先日ハローワークに求人登録をしに行ってきました。そろそろやる気になってきたのです。精神保健福祉手帳を持っているので、障害者枠についても話を聞いて見たかったのです。現時点では病気についてクローズで就職活動をするつもりはないのですが、どちらでもいけるように準備はしておきたいのです。話を聞いて障害者登録窓口で求人登録をすることにしました。



さて、相談員との話が終わりかけたときです。一枚の用紙が差し出されました。そこには「主治医の意見書」と書いてあります。できればこれを書いてもらって欲しいと。



民法や労働契約法、労働安全衛生法により雇用主には労働者を安全・健康に働かせる安全配慮義務があるようです。だからもう働いてもいいよという「主治医の意見書」があるほうが望ましい(喜ばれる)という説明を受けました。またその話か…



私は過去に2回、休職の経験があります。それぞれに復職があったのですが、その際も会社から「主治医の意見書」を提出するよう求められました。



趣旨はよく理解できます。私自身が会社側にいたらあまり考えることなく提出を求めるかもしれません。でも求められる側の私にはどうにもこれが気持よくないのです。私を雇用するかどうかの判断が、なんだか会社と医師の間で決められてしまうような、疎外感を感じてしまうのです。「念のため」ではあるとしても、もし拒んだら不利に扱われる(悪い印象をもたれる)のではないかと感じて拒めない。そもそも話し合った結果「やっぱよくわかんないよね。お医者さんに聞いてみてよ」と言われているように感じてしまうのです。意見書があろうが、働いてみてダメなときはダメだし、意見書がなくても上手くいくときは上手くいく。ダメだったからといって医師の判断に誤りがあったと損害賠償を請求する?意見書には「きつい叱責は不可」とか「パワハラは認めない」とか細かくは書いてくれません。「週3日程度、一日6時間程度の軽作業なら可」とか「負荷は徐々にかけることが望ましい」ぐらいなアバウトで最低限の表現です。それを提出することに、それを提出させることによって誰がどんな得をするのでしょうか?それがあることによって誰のどんな責任が免責になるのでしょうか?そんなものよりも面接でよーく話をして欲しいなぁと思うのです。私もどんなことでもオープンに話をしたいと思っています。