会話を弾ませる3つのポイント
今日はタイトルがライフハッカーみたいですが、昨日の対人関係療法で学んだことを記録しておきます。会話苦手です。
閉じた質問と開かれた質問
質問には2種類あるそうです。
- a:この前の日曜日、どっか行った?
- b:この前の日曜日、どうだった?
返答を限定させるか、大部分を相手にまかせているかの違いです。どちらが良いということではありません。使い分けを意識してみようということです。
会話上手は「きき」上手
会話が上手い人は「きき」上手だと言われます。では、上手い人はどうやって「きい」てるんでしょう?英語を学んだときに「『きく』には色々あるんだよ」と聞いたことがあるかも知れません。こんな感じです。
- 聞く(hear):音を耳で感じる。耳に音が入ってくる。
- 聴く(listen):注意を払って聞く。
- 訊く(ask):尋ねる。
そう言えばリスニングテストはあってもヒアリングテストはないかも。日本語にも音は一緒ですがちゃんと3種類の「きく」がありました。では「会話上手は『きき』上手」に最も適した「きく」はどれなんでしょう?イメージとしてはただ聞き流しているというよりは、注意を払いながら相手の話に耳を傾けて、時に的を射た質問ができる人って感じでしょうか。
Let'sロールプレイ
ここまで話を聴いてロールプレイをやりました。
- お題:好きなアニメ(漫画) 持ち時間:3分
- 「・・・ってことでアニメと」。
- 「ですね」。
- 「えっと、漫画とか読みます?」
- 「ええ、まあ。今はあんまりですけど小中学生の頃はよくみましたよ」。
- 「へぇ。ちなみにどんなものを?」
- 「Dr.スランプアラレちゃんとかガンダムとか」。
- 「そうなんだ」。
- 「・・・」。
- 「あ。○○さんは?」
- 「僕はドラゴンボールやらワンピースが好きですね」。
- 「ああ、人気ありますよね」。
- 「ええ」。
- 「・・・」
- 「・・・」
ものの1分ぐらいで沈没。よくありそうですね、上司と2人でランチになっちゃたときとか。
おまけを与える
何が会話を詰まらせたか。一応キャッチボールにはなってます。そして意識できたかどうかは別として開いた質問・閉じた質問おり交ぜてたし、聴いて、訊いてました。ロールプレイなのでぎこちなさは仕方がないですけど。でも何か窮屈で遊びがない感じです。
「そうなんだ」とか「ええ」のところで詰まっているわけですが無理に別の質問で返すのも何かおかしい。会話と言うと「聴く」⇔「訊く」の繰り返しみたいなイメージですが、実は親しい間柄の人との会話には⇔の間におまけがついています。
Let'sロールプレイ2
ペアを替えてロールプレイをやりました。
- お題:好きなアニメ(漫画) 持ち時間:3分
- 「えっと、漫画とか読みます?」
- 「ええ、まあ。今はあんまりですけど小中学生の頃はよくみましたよ」。
- 「へぇ。ちなみにどんなものを?」
- 「ジャンプとかサンデーとか」。
- 「何ですかね?」
- 「わかりますかねー?高橋留美子とか」。
- 「えっと、作者の名前だとちょっと」。
- 「『うる星やつら』とか『らんま1/2』とか」。
- 「んーっと。『らんま』ならギリギリテレビで観たことあるかな?でもどんなだったかな?」
- 「あ、○○さんの世代なら『犬夜叉』って言ったらわかりますか?ぼくは読んでないんだけど」。
- 「あー、それならわかります!」。
- 「良かった通じて」。
- 「確か『めぞん一刻』もそうでしたよね?」
- 「そうですそうです!知ってるじゃないですか」。
- 「作品名で言ってもらえればたぶんわかりますよ」。
- 「そっかぁ。じゃあ『パタリロ!』とかわかる?」
- 「え?誰ですかそれ」
- 「だれじゃないよ。作品名だよ」
- 「わかんないです。最近のですか?」
- 「んーん。古い。わかんないよね?」
- 「はい」。
- 「ごめんごめん。あ、○○さんは何読むの?」
- 「ぼくはですね…」
- (略)
わりと盛り上がりまして。会話にはおまけが大事だって勉強でした。返答+おまけで返すです。単語でつっけんどんに返してくる相手でも応用が効きそうですね。少し会話に自信が持てました。
補足
こんな質問が出てました。
上司と二人になって沈黙。何か話そうと思って趣味のことを聞いた。そしたら「ゴルフ」。自分はやったことがない。でも会話を継ごうと頑張って質問を重ねたら「社会人にもなってゴルフもやったことないヤツにゴルフの話なんかしたくない」。そして延々と説教。それ以来トラウマになって、その人以外でも上司と会話することが怖い。上司とのプライベートの会話どうしたらいい?