うつ病患者の生活

うつ病と診断されて9年の42歳。休職や転職を繰り返して2015年はアルバイトとして社会復帰。そんな人はこんな生活をしてるよって日記です。認知行動療法、対人関係療法、週間活動・気分記録表、メンタル・フィジカルチェック、障害年金など取り組んでいることを記録しています。

橋本発言の報道の仕方についての違和感

大阪維新の会、橋本さんの発言が連日報道されています。発言内容を私がどう評価するかは書きません。そんなこと誰も興味がないと思うから。その一方で、私には気になることがあります。それは、報道内容が「発言が妥当か不当か」から「参議院選挙に影響があるかないか」に次第に変わってきていること。

報道が関心を誘導しているのでは?

実際、選挙が近づいているため維新と連携するべきか手を切った方がいいか模索する動きが出てくるのは事象として自然です。生活に関わるわけだから。でも「だから橋本さん、そろそろ発言を撤回したり謝罪した方がいいんじゃないですか」と世論を誘導するような報道をするのはどうかなと違和感を感じます。観ている方までいつのまにやら「橋本さんどう出るか」みたいなことに関心が移ってしまう。生活がかかった政治家がどんな決断を下すかというノンフィクションドラマだと思えば興味がないわけではないんですが、今「どん底から社長に這い上がったシングルマザー」みたいに政治報道が観たいわけではない。

勝ち馬に乗ることがそんなに大事か?

普段は発言内容を落ち着いて報道してるのに選挙が近づくと「そんな発言をするのは損か得か」みたいな報道になってしまう。選挙が近づいているときだからこそ、その政治家が過去にどんな発言をし、今どう考えが変わっているのか(変わっていないのか)を知りたいのに、そういうことはあまり報道してくれない。選挙が近づくと政治家は損得勘定で動くことに辟易するの確かだけど、報道も辟易する気持ちを助長しているんじゃないかな、何だかまた予定調和(政治家も投票者も勝ち馬に乗る)が始まったなと感じたわけです。どこか「誰と誰がくっついた、離れた」みたいな事象を極力省いて発言内容だけを淡々と報じてくれる新聞なり番組なりをつくってくれないかな。